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エンジンオイルは、いくら良質なものでも使っているうちに熱や酸化物、カーボンやスラッジ、添加剤効力の低下などによって劣化します。劣化したオイルをそのまま使用していると潤滑不良などでピストンやクランクシャフト、ベアリングの焼付を起こします。エンジンを長持ちさせるコツは、エンジンオイルの定期交換が一番です。
▲オイル不良により
焼付いたピストン
■エンジンオイルの役割
エンジンの回転部、摺動部はすべてエンジンオイルで潤滑・冷却・気密されています。エンジンオイルは、これらのはたらきをスムーズに行うため次のような特性を備えています。
@ 清浄分散性
A 酸化安定性
B 腐食防止性
C 消泡性
などの効果でエンジンを守ります。
API
サービス分類 |
適 用 例 |
| CA |
あまり負荷が高くなく、しかも高品質の燃料を使用しているエンジン用
例:普通のディーゼルトラックなど |
| CB |
あまり負荷は高くないが、重油などを使用しているエンジン用
例:普通のディーゼルトラックなど |
| CC |
やや過酷な条件で運転される、低過給ディーゼルエンジン用
例:ダンプトラック、高速トレーラ、軽負荷な建設機械 |
| CD |
高速・高出力・高負荷で過酷な条件で運転されるディーゼルエンジン用
例:建設機械、高速大型トレーラなど |
オイルの品質規格
乗用車やトラックのエンジンにくらべ高負担運転にさらされる建設機械のエンジンオイルは、非常に負荷率が高いので高品質のオイルの使用が要求されます。
建設機械にはCD級オイル
APIでは、エンジンの要求に合わせ、4段階の品質サービス規格を判定しています。過酷な条件の多い建設機械にはCD級オイルを使用します。
気温と粘度
エンジンオイルは適正な粘度を備え、ベアリングとシャフト、ピストンとライナなどが焼付かないように摺動部分のわずかなスキ間に強力な油膜を作っています。粘度はSAE粘度分類が使われています。粘度は、気温が高くなると低くなり、気温が下がると粘度は増していきます。粘度は低すぎても高すぎてもだめです。冬期用にはSAE10W、一般用にはSAE30があり、粘度番号の多いものほど粘度は高くなります。

■ 外気温による使い分け
SAEとは、Society of Automotive Engineers(米国自動車技術者協会)の略でこの協会が制定したオイルの粘度分類をSAE粘度と呼びます。
エンジンオイルの定期交換
エンジンオイルの交換間隔はサービスメータ500時間ごと。ターボチャージャ装着のエンジンにはサービスメータ250時間ごとに交換してください。
● 純正オイル
純正オイルは、オイルの劣化を防止する優れた酸化安定性に加え、泡立ちを防ぐ消泡性、重荷重に耐える強さを備えた建設機械にピッタリの理想的なオイルです。 |
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